Paraboot Reims(パラブーツ ランス)の購入レビュー!!
今回は、パラブーツのランスを購入したためレビューしていきます。
この1年でパラブーツにハマりいよいよ3足目の購入です…
どんどんパラブーツ沼に浸かっていってます…。
⇩パラブーツについての記事
購入した経緯について
仕事上、靴をよく脱ぐことが多いのでいちいち紐を解かなくていい靴はないかな~と思っておりローファーでよさげな靴を探していました。
そこでパラブーツのランスであれば多少カジュアルですが仕事でもプライベートでも使えそうだなと考え欲しいと思っていたんです。
その他の候補としては、
・PARABOOT (パラブーツ):adonis(アドニス)
・J.M.WESTON(JMウエストン):180
なんかも考えておりました…。
(そもそもローファー自体カジュアルな革靴なんですが…)
そういうこともあり購入に至りました。
実はこのランスですが、中古品になります。
購入したのはまたまたヤフーオークションです。
いい革靴ないかな~とネットサーフィンしているとたまたま見つけたもので購入金額は35,000円程での落札でした。
状態も非常に良く個体としてはいい物でしたので満足です。
パラブーツランスについて
ランスは、パラブーツが手がけるコインローファー。
コインローファーとは思えないくらいの重厚感のあるつくりで他のローファーと比べると重厚感があり、唯一無二の存在感を放っています。
1995年に一度生産を終了するものの、多くのファンによるリクエストによって2009年に復活を遂げた。
パラブーツの人気モデル「ミカエル(MICHAEL)」のローファーモデルとも言われています。
スペック
- ブランド:PARABOOT(パラブーツ)
- 商品名:REIMS(ランス)
- アッパー:LISレザー
- ソール:MARCHEⅡ(マルシェⅡ)
- 製法:ノルウェイジャン製法
- カラー:NOIR(ブラック)
- サイズ:UK7
- 原産国:フランス
アッパーレザー
使用されているパラブーツお馴染みのリスレザーです。
リスレザーの特徴
特徴としてはアッパーがリスレザーになっており雨に強いという特徴があります。リスレザーとは牛革にたっぷりのオイルを染み込ませており油で雨を弾くような性質があります。現地フランスではリスレザーの事を「フランスの宝石」なんて呼んでいるみたいです。
ソール
ランスのソールはMARCHEⅡ(マルシェⅡ)ソールを採用されています。
パラブーツのソールは世界でも珍しく自社工場にて生産しています。
ダブルモンクのウィリアムやチロリアンシューズのミカエルなんかも同じソールなのでパラブーツでは一番メジャーなソールだと思います。
製法
グッドイヤー製法より複雑な構造で、寒さや雪による浸水を防ぐ構造になっているためとても丈夫な作りとなっています。
下記にノルウェイジャン製法の断面図を貼っておきます。
要は、下記の図でも分かる通りすく縫いと出し縫いによりウェルトを縫い付けることで浸水を防ぐ仕様になっているようです。
出典:ノルウェージャン・ウェルテッド|製靴書 (誠文堂新光社)
ディテール
↑正面から
コインローファーとは思えないくらいのボリューム感で存在感があります。
↑左サイドから
↑後ろから
ローファーとは思えないくらいのボリューム感です。
↑右サイドから
↑インソール
パラブーツの革靴ではライニング部分がレザーになっているのが普通ですが 、ランスはローファーのため靴紐がなくサイズの調整をすることができません。そこでかかとのライニングをスエードにすることでかかと抜けを防ぐような作りになっています。
細かいところにも気が遣われていますね。
↑緑タグ
パラブールといえばこのタグって分かりますよね。
↑ウェルト
ウェルトの形が他のモデルとは異なり山形になっています。
シンプルなローファーだからこそのあそび心なんでしょうかね。
↑ソール
↑ソール
よく見ると縦に溝が入っているところと横に溝が入っているところがあり滑りにくい工夫がされているようです。
おわりに
パラブーツのランスいかがだったでしょうか?
実はローファー自体購入するのが初めてでサイズ感は心配でしたが割とジャストフィットでした。(若干かかとが緩いですが…)
かかと部分に関してはこれから色々試してみて改善していこうと思います。
今までローファーを購入しようと思ったことはなかったですが、いざ履いてみるとシンプルな作りでどんな洋服にも使い易い印象です。
また靴紐がないので脱いだり履いたりすぐにできることがとても便利です。
これでパラブーツが3足になったのでそれぞれの特徴についてまとめた記事も作れたらと思います。
ではでは・・・
⇩リスレザーのメンテナンス記事
⇩アヴィニョンの購入記事